日経バリアフリーガイドブック2001年版(ライブラリー)(2001年4月22日)

■いつ?
2001年4月頃
■どこで?
全国
■誰が?
日経事業出版社
■何をした(する)?
「日経バリアフリーガイドブック2001年版」を発刊。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・バリアフリーとUDの最新情報を満載したガイド本。「出かける」をテーマにした体験型の巻頭特集などが組まれている。
・2000年末開業でバリアフリー精神が息づく都営地下鉄大江戸線や、新しいテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどをルポしている。
・住宅や福祉機器など7つの分野で「誰もが快適に暮らす」観点から、もの選びのポイントも解説。
・商品コンテストの応募作品から優秀賞など10点を紹介し、UDの今を多角的に掘り下げていて参考になる。
・価格は930円。
■参考資料
「日経バリアフリーガイドブック2001年版(ライブラリー)」『日本経済新聞』2001年4月22日,朝刊,29面

DINKS向け冷蔵庫――日立製作所(ニューフェース)(2001年3月16日)

■いつ?
2001年5月25日
■どこで?
全国
■誰が?
株式会社日立製作所
■何をした(する)?
UD採用の2人世帯向け冷蔵庫「ソルフェージュ」を発売する。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・「ソルフェージュ」は、20-30歳代の共働き夫婦で子供のいない「DINKS」を想定して設計された冷蔵庫。
・グリーン、イエロー、ブルーなど全6色から好きな色を選べ、家具など内装とのバランスが取りやすい。
・マンションでの設置に適した幅59センチ、奥行き61.5センチ、内容量355リットルのサイズに抑え、パーティーを頻繁に開くDINKSの生活形態にあわせて自動製氷機を備えた。
・小型冷蔵庫を高齢者が購入するケースも考え、身長応じて棚の高さを変えられるほか、半ドアの状態を音と光で知らせる機能をつけるなどのUDを採用した。
■参考資料
「DINKS向け冷蔵庫――日立製作所(ニューフェース)」『日本経済新聞』2001年3月16日,朝刊,35面

障害者向けに安心トイレ、公共施設で設置広がる(夕刊トレンドバリアフリー)(2001年2月2日)

■いつ?
2001年2月頃
■どこで?
全国
■誰が?
エムズジャパン株式会社
■何をした(する)?
UDトイレの開発・販売をしている。
■なぜ?
「安心して利用できるトイレがない」と、外出に二の足を踏む障害者が多いから。
■どのように?
・オスメイト向けトイレの導入は、1998年の千葉県習志野市を皮切りに全国の自治体に広がっており、金沢市も昨年から公共施設に順次、設置する計画を進めている。
・エムズジャパン株式会社には、自治体を中心に「身体障害者のトイレのカタログを送ってほしい」などの依頼や問い合わせが急増。2000年は、1999年の3倍の約300件に上ったという。
・障害者に優しいトイレとして、広く知られているのが「札幌式トイレ」。小学生の3男が交通事故で車椅子生活になったのを機に、札幌市の男性建築家が13年前に考案。便座と足元の天板を平らに組み合わせたり、可動式手すりを付けるなど随所に工夫をこらし「横向き、うつぶせなど、どんな姿勢でも楽に利用できる」との高い評価を得ているという。
■参考資料
「障害者向けに安心トイレ、公共施設で設置広がる(夕刊トレンドバリアフリー)」『日本経済新聞』2001年2月2日,夕刊,16面

倉敷のアパレル各社、統一ブランド設立――高齢者も着やすい衣料(2001年1月24日)

■いつ?
2001年1月頃
■どこで?
岡山県倉敷市
■誰が?
倉敷ファッションセンター株式会社
■何をした(する)?
UD衣料品の統一ブランド「K・F・U・W」(倉敷ファッション ユニバーサル ウェアの頭文字)を立ち上げた。
■なぜ?
体の不自由な人や高齢者にも着やすい衣料品を開発するため。
■どのように?
・2001年当時、大手アパレルメーカーはUDを使った新ブランドを開発していたが、繊維産地が打ち出すのは初めてだった。2年以内にメーカー直販などを始める予定だという。
・倉敷市、通商産業省(現・経済産業省)や現地企業などが共同出資する第3セクター、倉敷ファッションセンター株式会社(岡山県倉敷市、河合正照社長)が主体となって開発した。明石被服興業など倉敷のユニホームメーカー4社のほか、帝人、クラレ、東レ、日清紡など繊維6社が素材提供で協力した。
・「倉敷ファッションセンター」が出したUD衣料品は、合計約30点あり、予定価格は上着のわきの部分にファスナーを取り付け着脱を楽にした介護用衣料が上下で2万円、カジュアル衣料が同2万4000円~2万8000円、トラベルジャケットが2万~2万5000円など。
・対象は50歳以上の男女を想定したという。
■参考資料
「倉敷のアパレル各社、統一ブランド設立――高齢者も着やすい衣料」『日本経済新聞』2001年1月24日,朝刊,31面

履きやすいおしゃれ靴(便利メモ)(2001年1月7日)

■いつ?
2001年1月頃
■どこで?
全国
■誰が?
株式会社ニチマン
■何をした(する)?
履きやすく、デザインの整ったリハビリシューズを販売した。
■なぜ?
従来のリハビリシューズはオシャレとは言えないデザインのものが多く、「これで、結婚式に履いていける靴があればなぁ」と、悩みを聞くことが多かったから。
■どのように?
・ビジネスシューズのようなデザインで、甲の高さを調節する面ファスナーは目立たない。フォーマルな席でも十分通用するだろう。
・幅広に作っているが中で足がずれにくい足型、つまずきにくく滑りにくい靴底など、しっかり歩くための機能が盛り込まれている。
・足の具合が悪い人だけではなく、誰もが利用できるよう配慮された靴として、UDの考え方で設計されたと考えられる。
■参考資料

■参考資料
「[ユニバーサル社会]人に優しいデザイン みんなで体験しよう」『日本経済新聞』2001年1月17日,朝刊,27面