都市の「優しさ」点検 視野狭め、車いすも使用 福井市 /福井(2003年02月16日)

■いつ?
2003年2月15日
■どこで?
福井市中心街(福井県)
■誰が?
福井アーバンデザイン研究会
■何をした(する)?
「ユニバーサルデザインによる都市デザインワークショップ」が行われた。
■なぜ?
障害者やお年寄り、子ども連れなど、誰にでも快適な町づくりを考えるため。
■どのように?
・車いすに乗ったり、体におもりをつけたりした約30人が町を歩いて点検した。

・都市計画コンサルタントの大河内雅司さんがユニバーサルデザイン(UD)について講演し、バリアフリーという概念が主に車いすや杖(つえ)の使用者を対象とするのに対し、UDは高齢者や妊婦、荷物を持った人など、市民全般に対象を広げて使いやすさを配慮することだ――と説明した。

読者から /福島(2003年02月19日)

■いつ?
昨年秋
■どこで?
ドイツ・ケルン市
■誰が?
三保慶一さん
■何をした(する)?
「ケルン2020」の説明を受けた。
■なぜ?
県の研修コースに参加することになり、ドイツのケルン市を訪れた。
■どのように?
都市機能や経済面など八つの観点から、障害のある人もない人もともに生きる街を2020年までに実現する計画で、将来を見据えたビジョンと今日何をすべきかがプロジェクトチームにより進められている。

情報アラカルト /宮城(2003年02月19日)

■いつ?
2003年2月25日午後6時半~8時
■どこで?
エルパーク仙台セミナー室(宮城県仙台市青葉区)
■誰が?
大場陽子さん(ユニバーサルデザイン研究所)
■何をした(する)?
「みんなで食卓を囲もう」と題し話す。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
高齢者の食を考える。参加費500円。電話日本科学者会議宮城支部(022・265・5050)。

使いやすく工夫、UD陶器を披露 玉名で9窯元 /熊本(2003年02月24日)

■いつ?
2003年2月頃
■どこで?
青年婦人会館(熊本県玉名市繁根木)
■誰が?
荒尾玉名地域窯元振興会
■何をした(する)?
「UD陶器発表会」を行った。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・使い手の立場で考え、使いやすく工夫したユニバーサルデザイン(UD)の考え方を陶器作りに取り入れた。県などの勉強会に参加した9窯元が食器など作品を披露した。発表作品は、3月8日と9日に南関町で開かれる「なんかん古小代の里 陶器・梅まつり」の会場で展示される。

・会場では各窯元が、使いやすい独居老人用食器セット、成長段階に合わせて使える子供用マグカップ、安定感があって持ちやすい湯飲み、通常の陶器より約3割ほど軽い皿やどんぶり、持ちやすい茶わんなどについて説明した。

・発表後に、「UD」化を指導した崇城大学芸術学部の磯貝恵三・教授が「使う対象をきちんと考えながら作ったのは大きい成果。形の美しさなどもう一歩工夫もして」と講評した。

おしゃれ楽しく、手作り服発表会 徳山 /山口(2003年03月02日)

■いつ?
2003年3月1日
■どこで?
徳山市社会福祉センター(山口県)
■誰が?
市寝たきり老人介護者の会
■何をした(する)?
ユニバーサルデザインの服を集めたファッションショーが行われた。
■なぜ?
松永さんは「おしゃれはすべての人が楽しめるもののはず。着て喜んでもらえるのが何よりうれしいです」と話した。
■どのように?
・会のメンバーや実際に車いすを使う人たちがモデルとなり、工夫をこらした手作りの服を披露した。

・同会は90年の発足。公民館などで洋裁を教えている松永ツネ子副会長の指導で、メンバーが数年前からユニバーサルデザインの服を作り始めた。

・初となる今回のファッションショーには、寝たきりの人にも着せやすいようファスナーを多く使ったパジャマや車いす用のマントなど約30着が使われた。