[ユニバーサル社会]UD製品体感して 22・23日、茅ヶ崎でスタンプラリー(2003年9月5日)

■いつ?
2003年9月22,23日
■どこで?
「ルミネ茅ヶ崎」六階ルミネサロン(神奈川県茅ヶ崎市)
■誰が?
日本ユニバーサルデザイン検定協会(東京)
■何をした(する)?
ユニバーサルデザイン(UD)の体験型イベントを開催する。
■なぜ?
「ユニバーサル社会」の重要性を理解してもらい、地域の活性化につなげるため。
■どのように?
・UDの普及を目指して大学生ら約10人が2年前に設立した市民団体「日本ユニバーサルデザイン検定協会」(東京)が企画し、「UDによる産業育成」を検討している茅ヶ崎市が協力。UD製品に実際に触れてもらいながら、だれにとっても暮らしやすい「ユニバーサル社会」の重要性を理解してもらい、地域の活性化にもつなげる一石二鳥のイベントだ。

・イベントは、特設コーナーでUD製品を自由に試し、スタンプをもらって回るスタンプラリー形式。スタンプを集めてアンケートに答えると、商品が受け取れる。

・特設コーナーで体験できるのは、企業約二十社が出品したUD文具や家具、健康器具など。隣接の飲食店でも、握力のない人でも握りやすいように工夫されたスプーンや、こぼれにくい湯のみなどの使い勝手を体感できる。車いす体験のコーナーや介助技術を学ぶコーナーもある。

ロボット、食品… 長田ブランド発信 26社でフェア=兵庫(2003年9月8日)

■いつ?
2003年9月7日
■どこで?
JR新長田駅前広場
■誰が?
神戸長田ライオンズクラブ主催
■何をした(する)?
神戸市長田区ゆかりの企業を紹介する「2003長田いきいき企業フェア」を開催した。
■なぜ?
地元企業の取り組みを住民らに知ってもらうため。
■どのように?
・各企業が阪神大震災に負けない“長田発”のユニークな商品や取り組みを披露した。

・今年初めて企画。二十六社が参加し、各ブースでユニバーサルデザインのタクシーや、丹波の黒豆入りコーヒーなど、自慢の商品を展示、販売した。

・アミューズメントロボット製作会社「ピノキオ」は計十台のロボットを展示。レバーやボタン操作で、スーパーボールをすくう女の子型ロボットや、ぬいぐるみを持ち上げるパンダ型ロボットなどが並び、訪れた子どもらも大喜び。

・来場した西区の会社員溝口勝則さん(53)は「長田で婦人靴の製造に携わっているが、震災後、業績は激しく落ち込んだ。地元企業の頑張りは『こちらも負けていられない』という気持ちにさせられる」と話していた。

障害者、親子連れも楽しく 10月16日、さいたまでUDシアター(2003年9月12日)

■いつ?
2003年10月16日
■どこで?
「彩の国さいたま芸術劇場」(さいたま市中央区)
■誰が?
埼玉県
■何をした(する)?
子供や高齢者、障害者も含め、だれもが楽しめる「みんなの劇場 ユニバーサルデザイン(UD)・シアター」が開催される。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・バリアフリー化(障壁の除去)の工夫を可能な限り導入し、世代を超えて楽しめる出し物を用意した。

・バリアフリー化では、聴覚障害者用にパソコンを使った字幕表示や手話通訳、視覚障害者には映画の音声ガイド、難聴者には補聴装置などを用意。点字や拡大文字のパンフレットも作成し、支援のためのボランティアも配置する。

・さらに、託児所(要予約)を設置するなど、子育て中の母親にとってのバリアを除去。舞台や朗読劇、映画なども、大人も子供も楽しめるような演目とした。

・演目は「それいけ! アンパンマンショー」、和太鼓ソロコンサート「太鼓士 澤田剛年公演」、朗読劇「星の王子さま」など。映画は「ラスト・プレゼント」(韓国作品)、「ザ・カップ 夢のアンテナ」(ブータン作品)などで、いずれも入場無料。

60歳以上のモデル募集 大阪で12月に開くシルバーファッションショー(2003年9月19日)

■いつ?
2003年12月
■どこで?
大阪市天王寺区の「一心寺シアター倶楽(くら)」
■誰が?
シルバーファッション・プロジェクト
■何をした(する)?
参加資格が60歳以上というファッションショー、「シルバーおしゃれ族の年齢(とし)忘れファッションショー」を開催予定。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・ユニバーサルデザインを意識した「日常着ファッションと体に優しいウエアの提案」、死に装束を好きな装いでと提案する「さようならの一着」、あこがれの衣装に挑戦する「仮装で年齢忘れ!」の3部構成。

・60歳以上の男女50人。応募多数の場合は選考会を実施する。出演する際の衣装は、手持ちの衣装に加えて、各テーマにふさわしい新作を担当者と相談の上で決める。実費のみ参加者負担。

介護食品選ぶ目安に かみやすさの表示を統一(2003年10月4日)

■いつ?
2003年10月頃
■どこで?
日本介護食品協議会
■誰が?
日本介護食品協議会
■何をした(する)?
五種類の介護食品を「ユニバーサルデザインフード」と呼んでロゴマークを作り、一緒に表示することにした。
■なぜ?
介護食品の統一した自主基準作りとするため。
■どのように?
・介護食品は、お年寄りや障害のある人向けの加工食品で、レトルトが中心だ。肉じゃがや魚の煮付けから、おじや、ゼリーまで様々な料理があり、食べやすいよう軟らかさや大きさが工夫されている。

・ただし、どの程度軟らかく、どんな大きさかといった表示は、メーカーによってまちまちだった。このため、「選ぶ時に戸惑う」という声が消費者から寄せられており、メーカー四十七社で作る日本介護食品協議会(東京)で、自主基準作りを進めていた。

・お年寄りなどのかむ力、飲み込む力のレベルに合わせ、「区分1=容易にかめる」「同2=歯ぐきでつぶせる」「同3=舌でつぶせる」「同4=かまなくてよい」の四種類に分け、容器に表示することになった。また、とろみを付けて食べる粉末などの食品には、「とろみ調整」と表示することも決めた。

・メーカーの一つ、ホリカフーズ(新潟)では、早速この九月から、「区分1」の表示を「豚肉のしょうが煮」などに付けて販売を始めた。ただ、メーカーの多くは、従来の商品の在庫がなくなってから切り替えるという。このため、売り場に新しい表示の商品が多く出回るのは、年末から新年以降になる見込みだ。