介護食品選ぶ目安に かみやすさの表示を統一(2003年10月4日)

■いつ?
2003年10月頃
■どこで?
日本介護食品協議会
■誰が?
日本介護食品協議会
■何をした(する)?
五種類の介護食品を「ユニバーサルデザインフード」と呼んでロゴマークを作り、一緒に表示することにした。
■なぜ?
介護食品の統一した自主基準作りとするため。
■どのように?
・介護食品は、お年寄りや障害のある人向けの加工食品で、レトルトが中心だ。肉じゃがや魚の煮付けから、おじや、ゼリーまで様々な料理があり、食べやすいよう軟らかさや大きさが工夫されている。

・ただし、どの程度軟らかく、どんな大きさかといった表示は、メーカーによってまちまちだった。このため、「選ぶ時に戸惑う」という声が消費者から寄せられており、メーカー四十七社で作る日本介護食品協議会(東京)で、自主基準作りを進めていた。

・お年寄りなどのかむ力、飲み込む力のレベルに合わせ、「区分1=容易にかめる」「同2=歯ぐきでつぶせる」「同3=舌でつぶせる」「同4=かまなくてよい」の四種類に分け、容器に表示することになった。また、とろみを付けて食べる粉末などの食品には、「とろみ調整」と表示することも決めた。

・メーカーの一つ、ホリカフーズ(新潟)では、早速この九月から、「区分1」の表示を「豚肉のしょうが煮」などに付けて販売を始めた。ただ、メーカーの多くは、従来の商品の在庫がなくなってから切り替えるという。このため、売り場に新しい表示の商品が多く出回るのは、年末から新年以降になる見込みだ。

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