ユニバーサルデザイン(「しょうがい」って何?第2部:1)/福島(2001年10月31日)

■いつ?
1995年
■どこで?
磐梯高原柏屋(福島県)
■誰が?
本名幹司さん(柏屋社長)
■何をした(する)?
普通のトイレとは別に、段差のない、手すり付きのトイレをつくり、車いすマークを表示した。
■なぜ?
数年前に父親の足が弱くなったころからトイレの使い勝手が気になり始め、手すりがないと体が不安定で危ないと考えたため。
■どのように?
・店員からの報告で利用者がほとんどないことが分かった。一時は店の荷物置き場になり果てていた。「病院のような雰囲気だし、健常者は『使ってはいけない』と思い込んでいるから」と本名さんは言う。

・利用者の区別をなくしてしまえ、という発想が新しいトイレにつながった。入り口には車いすの人と男性、女性、そして子供が並んだ独自の表示があり、「みんないっしょ、みんなかいてき」と書いてある。「ユニバーサルデザインという言葉は少しとっつきにくい。多くの人に分かってもらえればと、平仮名で理念を書きました」と本名さんは説明する。

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