重度障害者が「SOHO」事業の法人格取得 静岡の勝亦さん/静岡(2003年09月03日)

■いつ?
2003年09月頃
■どこで?
SOHOしずおか(静岡市紺屋町)
■誰が?
勝亦威光理事長(ユニバーサルデザイン・リサーチプロジェクト)
■何をした(する)?
インターネットを活用して自宅などで働けるSOHO(スモール・オフィス・ホーム・オフィス)の事業者として、障害者の自立を支援してきた重度障害者の男性がNPO法人の認証を申請し、同事業所が法人格を取得した。
■なぜ?
法人格の取得で社会的な信用を高め、企業との交渉を円滑にするのが狙い。企業や行政との連携を深め、より公益性の高い事業展開が期待されている。
■どのように?
・「能力さえあれば在宅でも仕事はできるはず」と01年12月、自身の経験を元に「ユニバーサルデザイン・リサーチプロジェクト」の前身を立ち上げた。

・システム開発や障害者・高齢者向けのパソコン教室のほか、企業などへの障害者の雇用促進などを事業の中心に据える。

・勝亦さんは11年前、交通事故が原因で首から下の自由を失った。事故後、人生に対する目標を見失い、自暴自棄になったことも。21歳の時、次々と就職していく学生時代の友人に刺激を受け一念発起。電話帳を繰り1800社近くに接触した。ようやく得られた仕事が在宅でできるパソコンを使った仕事だった。棒を口にくわえてキーボードを打つ。

・過去には「障害者のために提供できるサービスを」と、外出困難な障害者向けの訪問美容院を始めた。経営者として自身の自立は果たせたものの、それでは障害者の多くは就労機会に恵まれなかった。

・10人のスタッフとともにこれまで100人以上の障害者と向き合ってきた。勝亦さんは「就労については障害者自身にも甘えがある」と自戒を込めて話し、企業が必要とする人材育成に徹底して取り組みたいという。問い合わせは(電話054・221・8228)へ。

コメントする

CAPTCHA