「だれもが使いやすい商品を」 開発推進団体、新潟にも発足/新潟 (1998年2月15日)

■いつ?
1998年2月14日
■どこで?
新潟県
■誰が?
長谷川美香・「E&Cプロジェクトにいがた」代表

■何をした(する)?
「E&Cプロジェクトにいがた」を発足させ、1998年2月17日から商品の展示会を行う。

■なぜ?
年齢、国籍、性別、障害の有無に関係なく、だれもが使いやすい仕様の商品「ユニバーサルデザイン」(共用品)を開発し、広めようと考えたため。

■どのように?
・1998年2月15日の朝日新聞ではUDは「1980年代、アメリカで高齢者や障害者の専用品開発から子どもや妊婦などだれもが使いやすい商品、環境を作り出そうと生まれた。プッシュ式公衆電話機の「5」(番)に付いた突起や、シャンプーのボトルについたギザギザなどがその例。」と解説されていた。
・国内では91年に「E&Cプロジェクト」(鴨志田厚子会長/当時)がまず東京に誕生し、新潟は全国で5番目のE&Cプロジェクトであった。
・1997年4月、長谷川さんを中心に約10人で設立準備委員会を作り、週1回の勉強会を重ね、企業へのアンケートや、障害者から聞き取り調査をしてきたという。会員は1998年当時で21人だった。
・1998年2月17日から22日まで万代シテイホール・リターナ(新潟市万代)で展示会を開催。
・展示会では、振動で起こすまくらや固いビンのふた開けなど150点以上の商品を紹介する。
・入場は無料。問い合わせは長谷川さん(025‐233‐4136)まで。

■参考資料
「「だれもが使いやすい商品を」 開発推進団体、新潟にも発足/新潟」『朝日新聞』1998年2月15日,朝刊

マリオン/新潟 (1998年2月14日)

■いつ?
1998年2月17日~22日
■どこで?
万代シテイホール・リターナ(新潟市万代)
■誰が?
記載なし。

■何をした(する)?
「ときめいて創るユニバーサルデザイン展」を開催。

■なぜ?
・記載なし。

■どのように?
・音声ガイダンス付家電など150点を展示。

■参考資料
「マリオン/新潟 」『朝日新聞』1998年2月14日,朝刊

マリオン/新潟 (1998年2月13日)

■いつ?
1998年2月14日 午後1時半
■どこで?
新潟ユニゾンプラザ(新潟市上所)
■誰が?
朝日新聞の大熊由紀子論説委員ら

■何をした(する)?
「恋するようなユニバーサルデザイン」をテーマにUDフェア・シンポジウムを開催する。

■なぜ?
記載なし。

■どのように?
・当日はパネルトークを行う。
・入場料は一般2000円、高校・大学生1500円だという。

■参考資料
「マリオン/新潟」『朝日新聞』1998年2月13日,朝刊

福祉車両 生の声が開発の支え(ひとTOYOTA:10)/愛知(1997年12月9日)

■いつ?
1996年
■どこで?
全国。
■誰が?
トヨタ自動車株式会社

■何をした(する)?
福祉車両を、約2700台販売。さらに、1997年は10月までで4000台を突破した。

■なぜ?
・弱者の側に立って造った車は、健常者にも扱いやすいはずだという考えを車づくりに定着させれば、ある程度の量産化も可能になる。障がいに応じた細かな仕様変更は、個別に対応すれば済むと考え、障がい者や介護者とのやり取りを開発の根幹においた製品開発をしたため。

■どのように?
・車に乗るときにリフトで乗せると、「荷物扱いされている」と抵抗を覚える障がい者たちがいる。運転者と会話をしたいから、家族に囲まれていたいから、前部の座席が好まれる。開発にはこのような介護者と障害者本人の声が生かされている。
・開発を担当している斎藤隆さんは、障がい者や介護者から「こんな車がほしかった」と反響が直に返ってくるため「やりがいのある仕事」と語る。

■参考資料
「福祉車両 生の声が開発の支え(ひとTOYOTA:10)/愛知」『朝日新聞』1997年12月9日,朝刊