障害者の知恵が必要だ バリアフリー(社説)(2000年12月5日)

■いつ?
2000年11月15日
■どこで?
全国
■誰が?
運輸省(現・国土交通省)
■何をした(する)?
「交通バリアフリー法」を施行した。法律の施行を受けて、日本でも公共施設の計画段階から障害者などの声を取り入れるべきだという考え方が生まれた。
■なぜ?
設計段階からさまざまな知恵と経験を取り入れなければ、後ほど膨大な改造費が必要になってしまうため。
■どのように?
・例として、中部国際空港会社が、海上空港設計に関して、社会福祉法人「AJU自立の家」と540万円のコンサルタント契約を結び、「ユニバーサルデザイン研究会」を発足させ、だれもが使いやすい空港づくりを目指して具体案を練っていることなどが挙げられる。

・2000年12月5日の朝日新聞の記事では、UDについて「どんな人にも使い勝手のいい「ユニバーサルデザイン」という概念の提唱者も、車いすを利用する米国の建築家で、一昨年亡くなったロン・メイス氏である。」という記載があった。

ふれあい/大阪(2000年11月28日)

■いつ?
2000年11月30日 15時~17時
■どこで?
ホテル阪神(大阪市福島区福島5丁目)の12階
■誰が?
澤田 恵子氏(プライマリーヘルス研究所所長)
■何をした(する)?
「21世紀高齢社会における都市創(づく)りとそのデザインのあり方」と題して「高齢者環境支援研究会」で講演を行う。
■なぜ?
バリアフリーやユニバーサルデザインをどのように生活に取り入れるべきなのかを話すため。
■どのように?
・参加費は一般2000円、学生は1000円。定員は30人。

・申し込みは高齢者環境支援研究会事務局(06・6920・0070)まで。

外食しようよ、車いすで 障害者団体がレストランガイド/北海道(2000年11月26日)

■いつ?
2000年11月下旬ころ
■どこで?
北海道札幌市
■誰が?
障害者でつくる民間団体「自立支援センターさっぽろ」(札幌市)
■何をした(する)?
冊子「さっぽろ車イスで行けるレストラン」を発行した。
■なぜ?
冊子がたくさんの人の社会参加につながればという思いと、車いす利用者が積極的に街に出ることで、街が少しずつ変わるきっかけになればという思いから。
■どのように?
・取材は車いすを利用するスタッフ5人が2000年4月から8月にかけて行った。

・冊子はA5判33ページで1500部発行した。札幌市内の各区役所や区民センターなどに置くほか、希望者には郵送するとのこと。

・取材を行った店舗の中には、狭いトイレながらも工夫をし、車いす利用者もそうでない人も使えるよう配慮した「ユニバーサルデザイントイレ」などもあったいう。

・問い合わせは「自立生活センターさっぽろ」(電話011・852・9747 FAX011・852・6842)まで。

21世紀の大分の観光(朝日懇話会おおいた)/大分(2000年11月25日)

■いつ?
2000年11月22日
■どこで?
朝日新聞大分支局
■誰が?
小方 昌勝氏(立命館アジア太平洋大学教授)・桑野 和泉氏(旅館「玉の湯」専務)・首藤 勝次氏(前・直入町「御前湯」館長)・鶴田 浩一郎氏(ホテルニューツルタ社長)・橋本 均氏(マリーンパレス副社長)・宮崎 和恵氏(シティおおいた編集・発行人)・鑪(たたら) 嘉紀氏(司会)
■何をした(する)?
「21世紀の大分の観光」と題して懇話会を開き、委員同士の意見交換を行った。その中で、UDに関する発言があった。
■なぜ?
大分の観光は近年、低迷を続けており、今後の大分の地域活性化について委員たちの提言を聞くため。
■どのように?
・国際化時代の大分の観光のあり方はという質問に対し、宮崎 和恵氏は、「高齢者や障害者を含めたさまざまな人が使えるユニバーサルデザインの視点を観光と地域の両面から入れて欲しい」と述べた。

環境や福祉の技術製品を披露 静岡市、あすまで/静岡(2000年11月24日)

■いつ?
2000年11月23日~25日
■どこで?
ツインメッセ静岡(静岡市曲金)
■誰が?
記載なし。
■何をした(する)?
UDの実現を目指した福祉機器や、環境負荷が少なくなるように配慮された製品などを展示する「しずおか環境・福祉・技術展」が開催された。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・会場は、環境、福祉、産業技術の各ゾーンに分けられ、介護支援システムなどが展示されたほか、県内のNGO13団体による展示コーナーも設けられた。

・製品の展示のほかにも、24日には「環境マネジメントセミナー」「グリーン購入フォーラム」などが開催され、25日には「ソーラーカー工作教室」なども開催された。