今週のひとりごと 第9回目

みなさんこんにちは!!
今週のひとりごと、第9回目になりました。
寒い日が続いておりますが、風邪などひいていませんか?
さて、今週は2002年9月22日~2003年3月9日の間に日本経済新聞に掲載されたUDに関連する新聞記事14記事を参考にして、まとめを作成しました。
この時期の記事では、文房具等の新製品の紹介や、日本経済新聞社主催の「日経UDビジネスフォーラム」などのイベントで企業がUDについて考えていたこと、中部国際空港の設計においてUDが採用されたことなどが紹介されていました。
今回まとめた記事の中で文房具に関して言えば、ばねの力を利用したハサミや使い手の手の状態に合わせて形状が選べるハサミ、つまむだけで開閉できるファイルや出し入れしやすいクリアーケースなどが紹介されていました。
この時期に紹介されていたUDを意識したハサミやファイルなどの文房具、最近になって店頭にあるのを見かけるようになったものが多いように感じました。今から5、6年前からすでに販売されていたのですね。知りませんでした。
多くの人に認知されるようになるにはやはり、相当な時間がかかるものなのですね。
話は変わりまして・・・最近実感したのですが、意外と気付かないだけですごく使い勝手が良いものってあるんですよね。使ってみたらすごく便利に感じたり。知ってさえいればすごく役立つのに、本当にもったいないと思います!!
私は手に障害があるため(今週のひとりごと第7回目参照)、握力が弱く今まで買ったばかりの新しいペットボトルの蓋を自分で開けることができなかったのですが、ペットボトルオープナーというものを使ってみてなんとか自分で開けられるようになったことに今すごく興奮しています!!(笑)
出来ることが一つでも増えるって、こんなにも嬉しいことなんですね!!
初めて逆上がりができた子供のようなこの感覚・・・!
些細なことですが、久しぶりだったのでなんだか新鮮な気分です。
多くの人に同じような喜びを体感してもらうためにはどうしたらいいのか・・・。
私なりに考えていきたいと思ってます。
それでは、また次回。

今週のひとりごと 第8回目

今週のひとりごと第8回目になりました。
今回は、2002年3月11日~2002年9月10日に日本経済新聞に掲載されましたUD関連の新聞記事10記事を参考にまとめを作成しました。どうぞご覧下さい。
今回まとめた新聞記事は製品紹介が多く、UDを採用した時計、自転車や食器類、学校に置いてある教育向け機器にUDを採用する取り組み、UDの統一ブランド立ち上げに関するニュースなどが掲載されていました。
2002年7月14日の記事で、聴覚障がい者の方たちがUD製品を開発する企業や経済産業省の人たちも交えてお年寄りや聴覚障がいを持つ人にも使いやすい電気機器を考える勉強会を開いたという記事がありました。
記事の中には洗濯機や炊飯器などの日常使用する電化製品に付いている音声で知らせる機能が聞こえないために、失敗した例や何が起こっているのかわからないという例が挙げられていました。
この記事を読んで、私の祖父も高齢のため耳が遠くなり、お風呂の自動湯沸かし器の警告音が聞こえず、バスタブの栓を閉め忘れていたために水を出したまま空焚きをしてしまったことを思い出しました。
私自身、電車の中で車内アナウンスがよく聞こえず、降りる駅であわてて飛び降りた経験があります。最近では多くの電車の車内に電光掲示板があり、どこの駅に着いたのかを確認できるようになり乗り過ごす心配もあまりなくなりました。
いくつかの方法によって使い手の間違いを防ぐことが出来る製品の開発のためには、こういった情報交換も大事だとこの記事を読んで感じました。
私も、自分が使いにくいと思うものについて友達と話し合ったことがありますが、人によって、体の状態によって、いろいろな意見が出て自分だけでは気付けない欠点や利点に気付くことが出来て面白いなと感じたことがあります。
いろんな人と話すことで視野が広がり、UDについて考えるきっかけにもなると思います。

今週のひとりごと 第7回目

こんにちは!
今週のひとりごと、第7回目です。
近頃大分涼しくなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今日は、日本経済新聞に2001年10月12日~2002年3月5日の間に掲載された9記事のまとめを更新しました。今から6~7年前、新聞にはどのようなUD関連のニュースが登場していたのでしょうか?
今回まとめた記事には、UDが採用されたペンや食器、洋服などの情報や、1999年度のUD製品の市場規模と将来予想、東京ビックサイトで行われた「JAPAN SHOP2002」というイベントで、「店舗へのUD採用」が紹介されたという記事などがありました。
中でも私が一番気になったのは、2001年10月12日の日本経済新聞に掲載されていた、UDを採用した洋服のデザイン、販売に取り組もうとしていた井崎孝映(いざき・ゆきえ)さんという方を紹介した記事でした。
障害のある方や高齢者が着る洋服は、ファッション性に乏しいという固定概念が現在でもあるように思います。
着易いように工夫された衣服はちょっとでもデザインがよかったりすると高価であったり・・・。
作る手間や材料、需要を考えると割高になってしまうのは仕方の無いことかもしれません。
でも、この記事を読んで、この頃から服装へのUDに取り組んでいらっしゃる方がいたという事を知り、これから先「(身体的な理由で)こういう服は着られないから・・・。」という思いを抱く人が少しでも減って、自分の体を服に合わせるのではなく、服が着る人の体にあわせてくれる、そんなかたちで多くの人が自分に合ったおしゃれを楽しめるようになるといいなと感じました。
私自身、先天性疾患による両上肢機能全廃、両母指欠損、両示指機能全廃という障害(腕が健常者の半分くらいの長さまでしかなくて、4本ある指のうち動くのが3本という状態)をもっており、服を購入するときは「自分で着脱出来るか?」ということと、「自分で袖を直せるか?」(素材の厚さなど)という2点を考慮して購入しているのが現状です。他にも、前開きのシャツのボタンが小さくて固いものや、ズボンやスカート(主にデニムのスカート)のウエストボタンが固いものなどは苦手なので、購入時に確認してから購入するようにしています。
上着を購入すると長袖であれば大抵、袖の長さを自分で調節するため、生地の厚すぎるものや網目の大きいセーターなどは家庭のミシンでは上手く縫えないので服選びの選択肢には入れなかったり、ボタンの付いているものは、掛け外しがしにくくて購入しても着ないものがあったり、止め具の付いた靴(ヒール)は自分で掛け外しができないものが多いので、止め具の無いデザインを選ばざるを得なかったり・・・まだまだ服装に対する悩みはたくさんあります。改めて考えてみると、服を選ぶときに自分の中で暗黙の了解として諦めていることって結構多いのかもしれません。
おしゃれが大好きなので、私にとってこれらのことは大きな悩みでもあります。
私の場合は、ウエストがゴムまたは止め具がボタンではなく「かぎホック」のズボンやスカート、着脱が楽なワンピース、襟ぐりがあまり開いていない服(極端に開いているとなで肩なので下がってしまうため)・・・など購入時に自分なりの基準を持って服を選択しているな、と今回思い返してみて感じました。服を選ぶとき、たとえ1つが駄目でも似たようなデザインで、着脱しやすいものや自分にあった形のもの、やり易いものが他にあると嬉しく思います。
現在、「ユニバーサルファッション」という分野がありますが、豊富なサイズ展開や着脱のしやすさ、素材など、服が着る人に合わせてくれることが一般的になるような時代がやってくるといいですね。
今後が楽しみです。

今週のひとりごと 第6回目

ようこそ、UDあれこれ情報検索のコーナーへ!!
今週は、日本経済新聞の朝刊・夕刊に2000年12月15日~2001年9月13日の間に掲載された、13記事のまとめをアップしました。2000年から2001年にかけてと言いますと、今から約7年前、ちょうど21世紀を迎えた年であります。
この頃新聞にはどのようなUD情報が掲載されていたのでしょうか?
今回まとめた中でもっとも印象に残っているものを紹介していきたいと思います。
2001年8月25日に日本経済新聞に掲載されていた「ユニバーサルデザイン商品、使いやすくてヒット――進む高齢化、市場急拡大」という記事の中には、商品の紹介とともにこんな記述がありました。
「財団法人共用品推進機構によると、UD製品の1999年度の市場規模(国内出荷額)は1兆8548億円。前年度比26%と大幅に伸びた。経済産業省が主催するUD懇親会では高齢化が進むなか2025年度には少なくとも16兆円規模になると予測している。」
2001年当時、UD製品の市場規模はこのように予測されていました。
2008年現在のUD製品の市場規模がどの程度なのか?予想通り、いやそれ以上にUD製品は現在市場に出回っているのか・・・?
ちょっと気になるところだなぁと今回まとめてみて思いました。
市場規模が拡大して、今以上に使用者が自分にあった使い方を選択できるような、さまざまなニーズに合わせた製品が店頭に並ぶようになるといいなと考えています。

今週のひとりごと 第5回目

ようこそ、UDあれこれ情報検索のページへ!!
目を通していただきましてありがとうございます(^^)
今週のひとりごとのコーナーも5回目となりました。
さて、今日は2000年1月17日から12月13日までに日本経済新聞に掲載されたUDに関連する11記事を、5W1H(いつ?どこで?だれが?何をした?なぜ?どのように?)形式でまとめたものをUPしました。
今回まとめた中には、駅や商業施設の中にUDが取り入れられた例が多く取り上げられていました。この頃、イトーヨーカドーの木場店では、店舗の基本設計にUDが取り入れられ、小田急百貨店の新宿店では、本館8階の介護用品売り場にUDを取り入れたという記述が、2000年9月7日、10月28日の日本経済新聞の記事の中にありました。
東京ディズニーリゾートの最寄り駅である、JR京葉線舞浜駅にもこの頃UDを取り入れた待合室を設置する計画があったと2000年11月18日の日本経済新聞の記事に記載されていました。
これは2000年当時の事ですから、現在はどのようになっているのでしょうか?うーん・・・気になりますね!!
こういった施設を実際に見に行って、体感してみるのもよいかもしれませんね。
詳細は2000年9月7日、10月28日、11月18日の日本経済新聞の記事のまとめをご覧ください!
それでは、また来週!!