目利き骨董商のお宝、元気が出る沖縄の食と工芸品、他(見どころ聴きどころ)(2001年7月28日)

■いつ?
2001年7月31日まで
■どこで?
上野松坂屋(東京都台東区)
■誰が?
株式会社松坂屋
■何をした(する)?
「創業390年記念 DESIGN FOR ALL ユニバーサルデザイン商品フェア」を開催。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・高齢者をはじめ、誰もが安全に使えるユニバーサルデザイン商品を豊富に集めた。
・問い合わせは(03・3832・1111)まで。
■参考資料
「目利き骨董商のお宝、元気が出る沖縄の食と工芸品、他(見どころ聴きどころ)」『日本経済新聞』2001年7月28日,夕刊,6面

広がるユニバーサルデザイン人に優しく(4)ファッション多様に(終)(2000年12月16日)

■いつ?
2000年12月7日
■どこで?
東京国際展示場
■誰が?
日本ユニフォームセンター(NUC、東京都港区)
■何をした(する)?
UDの衣料品のショーを開催した。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・デザイナーズ・アンド・キャラクター(DC)ブランドの出身者など、11人のデザイナーが製作した70点のUDの衣料品のショーが開催された。
・モデルにはシドニー・パラリンピック男子車椅子バスケットボールの佐々木勝也選手や元ミス・インターナショナル準日本代表で現在車椅子生活を送るエッセイスト、鈴木ひとみ氏らが特別出演をして花を添えたという。
・作品に共通するのは、取り外し可能なポケットを衣服に付けたり、光反射素材を袖口につけるなど、機能性とデザイン性の両方を配慮した点だ。
・2000年12月7日に行われたショーは、1999年12月に次ぐ2回目のショー。通産省が1兆円超と試算する、UDの衣料品市場という新たなマーケットにデザイナーも熱い視線を注ぎ始めた。
■参考資料
「広がるユニバーサルデザイン人に優しく(4)ファッション多様に(終)」『日本経済新聞』2000年12月16日,夕刊,2面

元旦第2部特集――「21世紀夢の技術展」今夏開催、次代リード主要5分野(2000年1月1日)

■いつ?
2000年7月21日~8月6日までの17日間
■どこで?
東京国際展示場
■誰が?
株式会社日本経済新聞社(主催)
■何をした(する)?
情報・通信、生命科学など来世紀の主導的な5技術分野の最先端の成果を一堂に集めた「21世紀夢の技術展」(通称=「ゆめテク」)を開催する。
■なぜ?
21世紀を見据えた日ごろの研究・開発成果や将来展望をわかりやすく披露するため。
■どのように?
・「21世紀夢の技術展」では、21世紀を主導とするとされる科学技術の分野を「情報・通信」「生命科学」「環境保全」「宇宙・海洋開発」「生活基盤」の5つに大別し、出展者が最新成果を踏まえて様々な提案をする。

・技術開発に意欲的な中堅・ベンチャー企業や地方自治体の展示コーナーが設定されるほか、2000年プロジェクトのもう一つの柱である連続シンポジウム「ミレニアム会議」や科学セミナーなど、様々なフォーラム、アトラクションも予定されている。

・2000年1月1日の日本経済新聞の記事によると、「少子高齢化の進展で、21世紀は福祉・介護などを技術面で支えるライフ・サポート・テクノロジーや障害・年齢に関係なく健常者にも使いやすい設計概念のUDが脚光を浴びる」との記載があり、その最新成果をフランスベッド株式会社が「21世紀夢の技術展」で披露するという。

・新エネルギー・産業技術総合開発機構は失語症患者に住宅での自習訓練と遠隔治療を可能にする言語リハビリ支援システムや、下肢障害者にスカイスポーツへの道を開く支援機器などの実機を展示して、社会的弱者に明るい将来を提示する。

第2部・ミレニアム特集――21世紀夢の技術展、来年夏に開催、5分野に最新の成果。(1999年10月1日)

■いつ?
1999年10月1日
■どこで?
記載なし。
■誰が?
株式会社日本経済新聞(2000年1月1日参照)
■何をした(する)?
「21世紀夢の技術展」(=通称「ゆめテク」)での技術分野の出展概要を発表し、その中にUDに関する記載があった。
■なぜ?
2000年夏に「21世紀夢の技術展」(=通称「ゆめテク」)を開催するため。(2000年1月1日参照)
■どのように?
・「21世紀夢の技術展」では、5分野で最新の成果を発表する。

・その5分野うちの1つでは、「人と先端技術の調和」をモチーフに(1)人に優しいUDを採用し、災害にも強い未来の市街・住宅とその技術(2)ITS(高度道路交通システム)やリニアモーターカーなどの最先端交通システム技術(3)高齢社会の進展を背景に需要の高まる新しい福祉・介護機器・技術などが紹介される。

・政府系研究機関のほかに「人と先端技術の調和」をモチーフに未来技術を出展する企業には、トヨタ自動車株式会社、本田技研工業株式会社、三菱自動車工業株式会社、スズキ株式会社、JRグループ、オリンパス光学工業株式会社(現・オリンパス株式会社)、フランスベッド株式会社などが挙げられた。

デザイン分野で世界初の横断組織(文化往来)(1995年11月21日)

■いつ?
1995年11月頃
■どこで?
東京
■誰が?
「日本デザイン機構」(栄久庵憲司会長)
■何をした(する)?
機構発足後、最初の事業としてシンポジウム「日本のデザインを考える」を開催した。
■なぜ?
これまでデザイン界は分野ごとに協議会などを作っていたが、従来の縦割りの個別分野で対応できない問題などが生じ、総合的なまとめ役としてデザインの重要性が増したので、横断的なデザイン組織が必要になったから。
■どのように?
・日本デザイン機構には現在、デザイナーを中心に建築家やシステム工学の研究者、評論から約100人が参加しており、防災・復興などの緊急課題やエコロジーなどの重点課題の研究、国際的な交流、フォーラムやシンポジウムなどの公開活動、デザイン賞新設などの事業を予定している。

・創立記念のシンポジウムでは下河辺淳東京海上研究所理事長、グラフィックデザイナー福田繁雄氏、インダストリアルデザイナー鴨志田厚子氏らが講演した。下河辺氏は「デザインとは意図すること。新しいものを作る時には古いものの全否定から始めるべきだ」と激励した。

・鴨志田厚子氏はシンポジウムで「UDの現状」を報告した。日本デザイン機構の発足については、「(UDが)より広がるためにも横断的な組織は有意義」と指摘した。

・日本デザイン機構の栄久庵憲司会長によると、海外でもこうしたデザインの横断組織の必要性が痛感されており、世界工業デザイン協議会などデザイン各分野の世界組織を網羅した、世界デザイン機構の設立が待たれているという。だが、具体的に横断組織が作られたのは日本が初めてで、世界の先駆けとして各国から注目されている。

・1995年11月21日の日本経済新聞では、UDは「新しい動きとして小さな工夫で身障者にも健常者にも便利に使える『ユニバーサルデザイン』」と表現されていた。

■参考資料
「デザイン分野で世界初の横断組織(文化往来)」『日本経済新聞』1995年11月21日,朝刊,40面