[ユニバーサル社会]人に優しいデザイン みんなで体験しよう(2004年5月11日)

■いつ?
2004年5月頃
■どこで?
臨海副都心「メガウェブ」(東京都江東区青梅)
■誰が?
トヨタ自動車株式会社(本社・愛知県豊田市)
■何をした(する)?
ユニバーサルデザイン車の常設展示場「トヨタ ユニバーサルデザイン ショウケース」を開設。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・「トヨタ ユニバーサルデザイン ショウケース」の広さは2750平方メートルで、場内は7つに分けられており、見たり、聞いたり、体験したり、ゲーム感覚で車を含めたUD全般を理解できるよう工夫されている。

・中でも人気なのが生活・事務機器、台所用品など約400点を集めた「ユニバーサルデザインコレクションウォール」。他社製洗濯機や伝統工具など、あらゆるUD製品を展示する。足の入らないテーブルなどを実際に使い、使いにくさを体験する「違和感テラス」や、同社のUD車の「試乗コーナー」も評判がいい。

・車椅子の人やオストメイト(人工肛門などの利用者)、子供連れにも使えるトイレ、ベビールームなどもあり、展示場そのものがUD仕様。トヨタ自動車株式会社の広報部では「UDは暮らしの中で身近なテーマ。使いやすく、楽しく、美しいことを、実感してもらえるはず」としている。

・開館は午前11時~午後9時まで。休館日は不定。入場料は無料。

・詳しい情報はメガウェブ(電話03・3599・0808、http://www.megaweb.gr.jp)で。

■参考資料
「[ユニバーサル社会]人に優しいデザイン みんなで体験しよう」『読売新聞』2004年5月11日,東京朝刊,16面

乗り降りサッとできる自転車「ラックル」発売へ/宮田工業(2004年5月26日)

■いつ?
2004年6月21日
■どこで?
全国
■誰が?
宮田工業株式会社(本社・神奈川県茅ヶ崎市)
■何をした(する)?
ユニバーサルデザインフレームの自転車「ラックル」を発売した。
■なぜ?
記載なし。
■どのように?
・サドルの前のフレームを低くして乗り降りしやすいように配慮したUDフレームを採用。

・フレームが足に引っかかりにくい形状とし、足を高く上げずに乗り降りできる。また、ペダルの面積を大きくし、サンダル履きでも滑りにくいように工夫をしている。

・タイヤのサイズは24インチと26インチで、価格は3万4440円~4万740円。

・問い合わせは宮田工業株式会社(0467・85・3333)まで。

■参考資料
「乗り降りサッとできる自転車「ラックル」発売へ/宮田工業」『読売新聞』2004年5月26日,東京朝刊,11面

整備進む茨城町「桜の郷」 バリアフリーの街実現=茨城(2004年6月1日)

■いつ?
2004年6月から
■どこで?
茨城県茨城町桜の郷
■誰が?
茨城県高齢者福祉課「桜の郷整備推進室」
■何をした(する)?
宅地開発中の「桜の郷」地区の2004年10月の街開きを目指し、県営住宅への入居を始める。
■なぜ?
国立病院機構水戸医療センターを核とした、子供や高齢者、障害者ら誰もが過ごしやすい街を目指す大型事業として。
■どのように?
・「桜の郷」の総面積は約57ヘクタールで、西側約25ヘクタールが2004年6月当時、先行整備中であった。中心施設となる水戸医療センターは敷地が約7.1ヘクタール。診療科23科で、500床、1日あたり900人の外来患者を見込んでいる。付属看護学校や職員住宅も整備される。

・水戸医療センターは、常磐道水戸ICから車で約10分の距離にあり、水戸駅などから路線バスも運行する予定である。

・「桜の郷」西側の住宅地区は「すべての人にやさしいUDの街」として、車椅子も移動しやすいよう、道路の傾斜を緩やかに、道路と住宅敷地、歩車道の段差がほとんどないバリアフリーの設計を採用。約4.3ヘクタールに約120戸を建設予定。2004年1月の第1次分13区間はモデル住宅として公開され、通常価格より約5%ほど安かったこともあってか、完売した。

・2004年6月1日の時点では西側の敷地でも民間向けの約2.6ヘクタールに施設建設の予定がなく、東側は整備時期も未定であった。

■参考資料
「整備進む茨城町『桜の郷』 バリアフリーの街実現=茨城」『読売新聞』2004年6月1日,東京朝刊,30面

菊陽に「ゆめタウン光の森」オープン 専門店120、複合映画館も=熊本(2004年6月4日)

■いつ?
2004年6月3日
■どこで?
熊本県菊陽町津久礼
■誰が?
株式会社イズミ(本社・広島県広島市)
■何をした(する)?
大型商業施設「ゆめタウン光の森」をグランドオープンした。
■なぜ?
施設は県住宅供給公社が整備している住宅団地「光の丘」にあり、近郊は熊本市のベッドタウンとして発展しているから。
■どのように?
・施設には、イズミ直営のスーパーのほか、県内初進出の衣料や飲食店33店を含む120の専門店が入っており、9スクリーン、1800席を備えたシネマ・コンプレックス(複合映画館)もある。

・建物は4階建て本館と3階建て南館で、店舗面積は3万6600平方メートル。設備には段差がなく移動できるなど、年齢や身体的ハンディキャップの有無を意識せずに利用できるUDを取り入れている。駐車場は約2900台収容できる。

・株式会社イズミは車で30分の約65万人を商圏に、年間1000万人の来店と210億円の売り上げを見込んでいる。

■参考資料
「菊陽に『ゆめタウン光の森』オープン 専門店120、複合映画館も=熊本」『読売新聞』2004年6月4日,西部朝刊,30面