すべての人にやさしい中部空港へ 障害者が設計リード【名古屋】(2000年11月10日)

■いつ?
2000年6月
■どこで?
愛知県名古屋市
■誰が?
社会福祉法人「AJU自立の家」(名古屋市昭和区、野村純一理事長)と中部国際空港会社(名古屋市)
■何をした(する)?
障害者団体が空港会社とコンサルタント契約を結び、研究会を作り2005年3月に開港予定の中部国際空港の旅客施設の設計に参加することになった。
■なぜ?
空港の設計に障害者の声を反映させたいという思いと、空港会社側の「だれにでも使いやすいターミナル」という設計理念が合致したから。
■どのように?
・AJUは中部空港会社と540万で3ヶ月間のコンサルタント契約を結んだ。

・AJUと中部空港会社で作った研究会はだれでも快適に使える空港をとの思いから「ユニバーサルデザイン研究会」と命名された。

・メンバーは身体、聴覚、視覚障害者の各団体と空港会社の設計責任者。これに都市計画、土木、建築の専門家や一般の利用者らも加わり総勢29人。オブザーバーとして設計を請け負う日米英の共同企業体や航空会社も参加した。

・研究会での協議の結果は2000年10月に発表された基本設計の中に反映され、2000年11月10日現在、空港会社は詳細を詰めた実施計画案についても再度、AJUと契約を交わす予定である。

・2000年11月10日の朝日新聞の記事では、UDは「年齢や性別、障害の有無に関係なく、だれにも使いやすい配慮がされたデザインをいう。製品づくりや空間だけでなく、社会の仕組みなど、さまざまな分野で見直しが進んでいる。バリアフリーが「障害がある人のために障壁を取り除く」という考え方なのに対し、ユニバーサルデザインは、「体の不自由な人が使いやすいデザインはだれにも使いやすい」との発想に立つ。1979年代に米国で提唱された」と定義されている。